実印の価格は、そのサイズや素材によって大きく異なります。この記事では、実印の平均予算を、素材やサイズ別にご紹介します。この内容を参考にして、予算に見合う最適な実印を見つけましょう。
重要な契約事などで使用する「実印」は、しっかりとしたものを作りたいと思う人が多いものです。
しかし、いくらくらいかかるものなのか、平均価格はどれくらいなのかで迷うことも多いでしょう。
この記事では、実印の平均予算を、素材やサイズ別にご紹介します。
この内容を参考にして、予算に見合う最適な実印を見つけましょう。
実印の価格は、そのサイズや素材によって大きく異なります。
まずは、価格が変わるその要素について、ご紹介します。
実印に使用される素材には多種多様なものがあり、どれを選ぶかによって価格は大きく異なります。
安いものでは数千円ほどで購入できるものもある一方で、10万円ほどと高価な印鑑も存在します。
一般的に、素材が丈夫であればあるほど、値段が高くなる傾向にあります。
実印は重要な場面で使用することが多いことから、比較的丈夫で高価な素材を選ぶ人が大半を占めるようです。
印鑑のサイズが大きければ、その分高価になります。
一般的に男性よりも手が小さめである女性が使う印鑑は、実印のサイズも小さめです。
男性の場合は15.0~18.0mm、女性の場合は13.5~15.0mmが基本とされています。
また、文字数によっても価格に違いが出てきます。
男性の場合はフルネームで作るケースが多いですが、特に未婚女性の場合は名前のみで作るケースもあります。
名前のみで作る場合は文字数が少ないため、価格が抑えられるのです。
人件費が浮くこともあり、機械彫りのほうが一般的には安価になりやすい傾向です。
手彫りの場合は手間も時間もかかるため、人件費が必然と高くなってしまいます。
とはいえ、手彫りの印鑑は、機械彫りと違い世界で1つしかない印鑑となります。
実印は、その人だけが押せるとても重要な存在です。
だからこそ、世界でたった1つの印鑑ができる「手彫り」は、高価であっても人気が高いといえます。
印鑑をどのように購入するかによっても、価格は大きく異なります。
たとえば、大手通販サイトを利用すれば、比較的安く印鑑を購入できます。
これに対し、印鑑専門の実店舗で作る場合、高価になりやすいです。
値段が安いから質が低いということではないものの、高価なものは手間暇かけて丁寧に作られているものが多くなっています。
実印は長く使うものであることから、素材やサイズ、製造方法だけでなく、購入方法にもこだわって作るのを推奨します。
男性と女性で推奨される実印のサイズが異なることから、男女それぞれに分けて、実印の平均価格をご紹介します。
参照:https://exidea.co.jp/blog/daily-necessaties/signature-stamp/real-seal-price/ (*1)
男性用16.5mmの場合の平均価格は、12,341円とされています。
このサイズでの素材別では、下記の通りとなっています。
女性用15.0mmの場合の平均価格は、11,336円となっています。
素材別では、下記の通りです。
女性用13.5mmの場合の平均価格は、10,757円とされています。
このサイズの素材別では、下記の通りです。
サイズ別でも、実印の価格には違いがありました。
サイズ以上に、素材によって価格は大きく変わるので、ここで確認しておきましょう。
※すべて「【男女別】実印の平均価格を紹介!」のサイズ別で表示した価格から平均を算出
耐久性に優れているだけでなく、耐燃生にも優れているのが、チタンです。
耐久性と重量感については象牙をも上回るとされることもあり、法人にも個人にも人気の素材となっています。
水洗いできる使い勝手の良さに加え、クールな見た目とバリエーションが多いという魅力があります。
チタンの平均価格は、19,678円です。
美しい見た目が特徴の琥珀は、高級素材で「太陽の石」と呼ばれることもあります。
耐久性はそこまで高くないものの、特殊加工により耐久力に問題はないとされています。
特に女性からの人気が高い琥珀の平均価格は、16,463円です。
柘(つげ)は、木材でコスパが良いことが魅力の素材です。
朱肉がしっかり付き、印影が綺麗に出やすいことが特徴となっています。
木材ならではの質感が人気で、平均価格は7,465円となっています。
お手頃価格でありながら耐久性に優れている黒水牛は、実印に使われることが多い素材です。
透明度が高く自然の縞模様が特徴で、着色加工が施されていないものは「純天然黒水牛」と呼ばれます。
象牙に次いで実印向きとされている黒水牛の平均価格は、12,330円です。
実印素材の中で最高級とされるのが象牙で、耐久性に優れていることが特徴です。
朱肉の吸着性が高く捺印性に優れていることも、象牙の魅力といえます。
一番重要な印鑑である実印だからこそ、象牙を使うという人も多いでしょう。
象牙の平均価格は、59,091円となっています。
実印を使うのは、特に重要な契約をする時が一般的です。
実印は、市区町村に登録した印鑑のことで、1人につき1本登録できます。
登録した実印は、その本人の実印であることの証明となる「印鑑登録証明書」とあわせて使います。
これにより、実印が本物であることが証明されます。
たとえば、住宅ローンや遺産相続など、まとまったお金が動く契約では、ほぼ実印が必要です。
一方で、金融機関で口座を開設したり現金の出納を行う際には、銀行印を使用します。
銀行印は市区町村などへの登録は行いませんが、現金を扱う際に使う重要な印鑑です。
また、宅配便の受け取りや仕事などで使う認印は、重要度は低いものの使用頻度が一番高い印鑑です。
印鑑には実印を含めた上記3つの種類があり、これらを使い分けることで印鑑不正利用のリスクを下げることができます。
特に重要な契約で使用する実印は、銀行印や認印として使用せず、しっかりと管理しておきましょう。
既製品でも、実印に登録できる場合があります。
ただし、三文判は地域によって実印登録できないことがあるので注意しましょう。
実印は、入れる文字を指定してオーダーメイドで作るのが一般的です。
重要な契約などで使われる実印は、同じものが二つとないオリジナルの印鑑であることが望ましいからです。
大量生産して同じものがたくさんある既製品の場合、実印として登録すると悪用されるリスクが高まります。
たとえば、既製品で同じ印鑑を入手し本人になりすまされ、知らないうちに高額な契約をされてしまうことも考えられます。
法的には既製品でも実印にすることは可能ですが、オーダーメイドでオリジナルの印鑑を実印にするのを推奨します。
印鑑を求められることが多い契約書ですが、電子契約ならば印鑑は必要ありません。
電子印鑑を用いることもありますが、基本的に印鑑以外の方法で本人確認ができるからです。
そのため、実印や印鑑登録証明書などを用意する手間もいりません。
捺印した契約書を郵送する必要がないので、スピーディーに契約できることも魅力です。
3種類ある印鑑の中でも重要度が高い実印は、価格だけでなく素材などもしっかり選んで購入することが大切です。
長く使えるかどうか、自分にとって使いやすいサイズや素材かどうかについても、じっくり検討してみるといいでしょう。
一概に価格が品質に直結するわけではないものの、安さだけを求めて作るのは推奨しません。
重要な印鑑だからこそ、長く愛用できる1本を作りましょう。
各種契約などの場面では、印鑑のなかでも特に実印は必須です。
しかし、電子契約ならば印鑑を押す必要がありません。
収入印紙も不要なので、手間なくスムーズに契約を締結することができます。
電子契約システム「契約大臣」は、電子契約がはじめての人でも使いやすい画面操作が特徴です。
リーズナブルな価格帯でありながら、不明点があればメールや電話でサポートしているので、安心してご利用いただけます。
電子契約システムの導入は、ぜひ契約大臣をご利用ください。
>契約大臣について詳しくはこちら
参照サイト)
(*1)HonNe『実印の相場が分かる!値段を比較する時のポイントを解説』
https://exidea.co.jp/blog/daily-necessaties/signature-stamp/real-seal-price/