API 利用規約の特則

本特則(以下「本特則」といいます。)は、株式会社TeraDox(以下「当社」という。)が提供する契約大臣 の外部サービス連携API(以下「本 API」という。)を利用する法人、団体、組合、または個人(以下「ユーザー」という。)が MCP(Model Context Protocol)[※1]、その他の外部接続手段を用いて利用する場合に適用される追加条件を定めることを目的とする。
 
ユーザーが MCP 接続を通じて本 API を利用した時点で、本特則に同意したものとみなす。
 
なお、本特則に定めのない事項については、契約大臣利用規約および契約大臣 API 利用規約(以下総称して「本則」という。)が適用されるものとする。本特則と本則に矛盾抵触がある場合、本特則を優先する。
 
第1条(定義)
本特則において使用する以下の各号の用語は、各々当該各号に定める意味を有するものとする。
(1)「MCP 接続」とは、ユーザーが外部アプリケーション・AI モデル・ツール等との連携を目的として行う Model Context Protocol に基づく接続形態をいう。
(2)「外部実行環境」とは、ユーザーが MCP 接続により構築する AI モデル、アプリケーション、拡張ツール、プラグイン等の外部環境をいう。
(3)「ユーザー提供データ」とは、ユーザーが MCP 接続経由で当社に送信するデータ、契約情報、指示情報等をいう。
 
第2条(MCP 接続の位置づけ)
1.MCP 接続は、ユーザーが独自に構築する外部実行環境を介して本 API を利用する方式であり、当社が提供する標準の利用方式とは異なる。
2.当社の提供するMCP 接続のサービスでは、Anthropic社のClaudeデスクトップアプリを利用して提供されるものであることをユーザーは予め了承するものとし、ユーザーは、Anthropic社のClaudeデスクトップアプリの利用規約(なお、名称の如何を問わない)その他同社の設定する一切の条件等を遵守の上、MCP 接続を利用するものとする。
3.当社は、ユーザーが構築する外部実行環境について、ユーザの自己責任により選択し行うものであり、その安全性、動作、制御、正確性、整合性について当社は一保証しない。
4.MCP 接続を利用する場合、ユーザーは外部実行環境の管理者として、通信内容・データ処理・指示内容についてすべての責任を負うものとする。
5.MCP 接続を利用し、外部実行環境においてユーザーが利用する各種外部サービスに関しては、当該各種外部サービスの利用規約(なお、名称の如何を問わない)その他各種外部サービス提供事業者の設定する一切の条件等に基づき、ユーザーが自己の責任において利用するものとする。
 
第3条(データの送信・取扱い)
1.ユーザー提供データは、ユーザーの MCP 接続設定に基づき外部実行環境から当社へ送信されるものであり、その通信経路・暗号化・保護措置、外部実行環境から送信される内容の真実性・正確性等について当社は責任を負わない。
2.本 API の利用に必要な範囲で、ユーザー提供データが当社で処理されるが、外部実行環境で行われる処理について当社は関与せず、当社に故意または重大な過失がある場合を除き 一切責任を負わない。
3.当社はユーザー提供データを当社において AI モデルの学習には利用しないものとする。
4.ユーザーが外部実行環境の管理者として構築する外部実行環境において、利用する各種外部サービスに関するユーザー提供データの取り扱い、AI モデルの学習への利用の有無、その他の利用条件等については、ユーザーが利用する各種外部サービスの利用規約(なお、名称の如何を問わない)その他各種外部サービス提供事業者の設定する一切の条件等に基づき、自己の責任において行うものとし、当社はこれらに関し責任を負わないものとする。
 
第4条(生成内容および応答結果の取扱い)
1.MCP 接続において、外部実行環境が本 API から取得したデータを加工や解析のうえユーザーに返す場合があるが、その内容(以下「外部処理結果」といいます。)については当社が提供するものではないため、当社は一切保証しない。
2.外部処理結果の正確性、完全性、合法性、契約運用への適合性はすべてユーザーの責任で確認するものする。
 
第5条(禁止事項)
ユーザーは、以下の行為を行ってはならないものとする。
(1)MCP 接続経由で不当な大量リクエスト、異常な負荷を当社に与える行為
(2)外部実行環境における処理結果を、当社の公式機能であるかのように誤認させる行為
(3)適法な権限なく第三者データを MCP 接続経由で送信する行為
(4)本 API の仕様を逸脱する方法で操作する行為
(5)逆解析その他、本 API の機密性・安全性を侵害する行為
 
第6条(MCP 接続に起因する不具合・障害の責任)
1.MCP 接続または外部実行環境の構成・設定・動作に起因する不具合、通信障害、データ破損等について当社は当社に故意または重大な過失がある場合を除き一切責任を負わないものとする。
2.当社の通常提供する利用方式では発生しない問題が MCP 接続により発生する場合であっても、当社はその保証義務およびサポート義務を負わないものとする。
 
第7条(免責)
1.当社は、本 API の MCP 接続利用について、動作の安定性、継続性、外部実行環境との互換性等いかなる保証もしない。
2.MCP 接続または外部実行環境により生じた損害(直接・間接・特別・結果的損害等)について、ユーザーは、各種外部サービス提供事業者等との間でこれを解決するものとし、当社は当社に故意または重大な過失がある場合を除き一切責任を負わないものとする。
 
第8条(特則の変更)
当社は本特則を必要に応じて変更でき、変更後の特則は当社が定める施行日より効力を生じるものとする。
本規約の変更等をする場合、当社は、本APIのWebサイトへの掲示その他当社が適当と判断した方法により通知するものとする。ユーザーが本特則の変更等が効力を生じる日以降に本APIを利用した場合には、ユーザーは変更後の本特則に同意したものとみなす 。
 
第9条(分離可能)
本規約のいずれかの条項又はその一部が、消費者契約法その他の法令等により無効又は執行不能と判断された場合であっても、本規約の残りの規定及び一部が無効又は執行不能と判断された規定の残りの部分は継続して完全に効力を有するものとする。
 
[※1]MCP(Model Context Protocol)・・・大規模言語モデル(LLM)が外部ツールと連携するための共通規格(プロトコル)
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